今、会社に就業規則はありますか?
実は、就業規則は作ってからがスタートになります。
次に当てはまる会社の方は就業規則の見直しをしてください。
・作ってから1年以上内容の見直しをしていない。
・インターネットにあったものをそのまま使っている。
・友人の会社のものをそのまま使っている。
このような就業規則を使用している場合すぐに変更をしてください。
就業規則は、今の会社の状況や法律に合ったものでなければいけません。
上記のような就業規則では意味がないどころか、不利益を受けてしまうこともあります。
心当たりの方はぜひお早めにお問い合わせください。
【目次】
・なぜ就業規則に見直しがいるのか
・就業規則の見直しのタイミングは?
・法改正があった時
・実際の勤務状況とルールのズレが見つかった時
・労働時間に関することを変えようとした時
・従業員とトラブルになってしまった時
・労働基準監督署から勧告を受けた時
・最後に
なぜ就業規則に見直しがいるのでしょうか?
労働は”契約”によって成り立っています。
会社が働く条件を明示し、それに納得した相手と合意して勤務させるという形ですが
働く人、一人ひとりに会社がルールを明示し、合意をとるのは非常に手間です。
※人を雇う度に50枚も60枚も書類を提示し説明する大変さはわかるかと思います。
契約の煩雑さを解消するために、前もって全員共通のルールを定めておき
これを明示することで契約時の説明を簡単にすることができます。
このために就業規則はあるのですが、契約条件を定めているのだから、実際のルールと
異なってしまっていると問題になります。
もちろん会社のルールが法律に反していたりすると、契約すべてが法律に反してしまいます。
そんなことにならないよう、会社のルールが変わったり、法律の改正が有ったり、さらに
実際の会社ルールと異なっていた際にはすぐに変更をしなければいけません。
ですので、就業規則は会社が成長するたび、法律が変わるたびに見直しが必要になります。
就業規則の見直しのタイミングは?
週ぎゅお規則はどんなタイミングで見直しをした方がいいのでしょうか?
これにはいくつかあります。
タイミングさえ分かっていれば難しくはないと思います。
タイミングは以下となります。
・法改正があった時
・実際の勤務状況とルールのズレが見つかった時
・労働時間に関することを変えようとした時
・従業員とトラブルになってしまった時
・労働基準監督署から勧告を受けた時
大きく分けると以上の時に見直しが必要になります。
法改正があった時
法律が変わると、これまでのルールでは法律違反になることがあります。
法律に反していると、従業員とトラブルになったり、労働基準監督署の勧告されたりと
沢山の不都合な事が起きてしまいます。
必ず、見直しをしてください。
実際の勤務状況とルールのズレが見つかった時
長く会社を運営していると微妙にルールから外れた方法を現場がとっていることがあります。
そういったことが見つかった場合、そのやり方をやめさせるか、法律と照らし合わせ
問題なければそちらの方法をルールとして規定するかなどの変更が必要になります。
労働時間に関するところを変えようとした時
所定労働時間が8時間未満の会社が、所定労働時間を8時間にするなどの変更をする時には
必ず就業規則の変更が必要になります。
従業員への不利益な変更になりますので、しっかりと変更の手続きを踏まなければ
行政指導などもあり得ますので、しっかりと変更してください。
従業員とトラブルになってしまった時
従業員とのトラブルは、お互いの考え方の違いなどから発生します。
しっかりとルールを規定し、従業員に明示しなかったことがトラブルの引き金になることが
多々あるので、労働トラブルになってしまった場合、次のトラブルを起こさせないために
しっかりと規定の変更をしましょう。
労働基準監督署から勧告を受けた時
調査などにより法律違反などが認められた場合は速やかに変更しましょう。
変に時間をかけるより、迅速に変更する方が会社の被害も小さくなります。
最後に
最近、就業規則の重要性を理解する経営者の方や従業員さんが増えています。
これまでの日本の労働慣行では問題にならなかったことでも、トラブルへと発展する
事が多くなっているように感じます。
日本の労働市場に多かった、年功序列、終身雇用が終わり、働き方に対する考え方も多きく
変化してきております。
そんな中、これまでと同じ考え方の就業既読では会社に不利益が起こる危険性が大きく
なってしまいます。
もし、このような就業規則を使っている場合は危険です。
就業規則を作って1年以上手直しをしていない場合
他の会社の就業規則をそのまま使っている場合
インターネット上の就業規則をそのまま使っていた場合
このような場合は早く就業規則の見直しをしてください。
自分たちの意図に反する規定が見つかると思います。
変更や見直しでお困りの方はぜひご連絡ください。