ついに始まった「賃上げラッシュ」対応できる会社とできない会社!?

ついに始まった「賃上げラッシュ」対応できる会社とできない会社!? ブログ

続々と賃上げのニュースが入ってきました。
ユニクロを経営する「ファーストリテーリング」は正社員を対象とした賃上げで、最大40%アップさせると発表がありました。
大手飲料企業のサントリーホールディングでもベアで6%アップを表明したり、小売業大手のイオンもパート時給を7%引き上げるとニュースがでました。


たくさんの企業が賃上げをするようになっているように見えますが、ニュースとして挙がっているのは大手企業ばかりです。
日本の会社の大半である中小企業は、まだまだ賃上げにはつながっていないようです。
私がお取引させていただいている会社さんの中でも、インフレに対応し給与を上げる会社さんは少ないと感じます。
体力があり、資本がしっかりしている大企業は賃上げに向けて動き出していますが
中小零細企業はなかなか賃上げには向かわないようです。

今回の大企業の賃上げの流れの中でも、中小企業では
「賃上げ予定なし」が7割とのデータも出ているようです。
中小企業では長期的に従業員を教育し、定年まで勤めあげるような考えにはなっていません。そのため、計画的に給与を上げるようなシステムは作り上げられておらず、今回のようなベアにはつながりづらいのではと思います。

このように賃上げに対応できる会社と対応できない会社があります。
ですが、今の状況が続くと、中小企業も対応せざるを得なくなります。
世間全体の流れとして、まず非正規の従業員の給与が上がり、正社員の賞与が上がり、基本給が上がるという賃上げの流れが出来上がります。
そうなると、給与が低い会社には従業員が集まらず、会社が回らなくなってしまいます。

中小企業でも賃上げのスキームを考える時期に来たのかもしれません。
これから春闘の時期になります。
全体の給与上昇具合や、経済の状況を注視していきましょう。

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リンク:イオン、パート時給7%引き上げ 40万人、非正規の賃上げに勢
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