社会保険や雇用保険の不正はやめましょう。

社会保険や雇用保険の不正はやめましょう。 ブログ

最近立て続けに社会保険や雇用保険の不正にふれる機会がありました。

一つは、契約をさせていただいている会社さんの新入社員さんから「社会保険に加入したくない、会社も保険料を払わなくていいんだからいいでしょう」というように言われたそうです。

もう一つは、別の会社さんですが、働いている従業員さんが失業手当をもらいながらフルタイムで勤務していたようです。

どちらも会社からの働きかけではなく、従業員さんの考えで不正が行われそうになりました。
これまでは、会社が保険料を削減したいと考え、社会保険に加入させなかったりしました。
ですが、SNSの発達で、従業員が自分でいろいろな情報を取得し、手に入れた情報で
得をしようと考えています。


ただし、こういった不正はふとしたことでバレてしまいます。
社会保険の場合は年金事務所の調査で判明したりします。
雇用保険の場合は、勤務している事を自ら話してしまったり、他の求職者がたまたま目にしたことをハローワークで話してしまい、判明したりすることがあります。

この様な不正をすると、社会保険の場合は遡って2年分の保険料をまとめて徴収されたり
従業員から年金の金額が減ったことによる補填を求められたりします。
雇用保険の場合は、受給した失業手当の全額を返還し、悪質な場合は受給した金額の2倍の金額を徴収されてしまいます。
更に、嘘をついて金銭をだまし取ったとして詐欺罪が適用され、刑事告発されることもあります。

会社はバレてしまう危険性を冒してまで、このような不正はしなくなってきましたが
従業員さんの方は、まだまだそうではないようです。
目の前の小さな利益をとってしまい、のちに大きな罰則を受けることになります。
そんなことが無いよう、不正をしない強い心が大事だと思います。

不正は必ず発覚するします。
正しく、ルールを守って社会生活を送りましょう。

リンク:日本年金機構_適用事業所と被保険者
リンク:大阪労働局_不正受給について(事例等)

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