以前よりマイナンバーカードに統一されるといわれていた健康保険証ですが
ついに、健康保険証が廃止される日程が決定されました。
マイナンバーカードの不具合など使用を不安に感じている方もいると思いますが
カードが無くなり、様々な情報を利用し、より便利になる部分もあります。
実際に保険証が廃止される前にいろいろと情報をしらべて
問題なく移行できるように準備をしてください。
マイナンバーカードの健康保険証利用に関するメリットやデメリットを
解説もしていきます。
ぜひ、確認してみてください。
健康保険証廃止とは?
紙の健康保険証を廃止し、マイナンバーカードを健康保険証として利用する事で
マイナンバーと紐づいた様々な情報を利用し、より便利にそして、より制度の高い医療の提供が
期待されています。
さらに、顔写真のない健康保険証では他人の保険証を容易に使用することができ
健康保険に加入していない人が保険証を借りることで保険の恩恵を受けているという問題
の解決につながると、期待されています。
その反面、デジタルに対応できない人が取り残され、保険証の更新ができなかったり
新たなトラブルが発生するのではという不安の意見も出ています。
健康保険証が廃止されると起こる事(実務)
「健康保険証が無くなると、社会保険の手続きはどう変わるんだろう?」
会社で人事労務を担当している方なら気になるかもしれませんが
現状まだはっきりと決まっていません。
しかし、手続き自体は全く変更なく、単純に手続き後に健康保険証が会社へ
送付されてこなくなるのだと思います。
これは、新しく会社へ入社する人にはとても有利なことで
これまでは、資格の手続きをしてから郵送であれば2~3週間
電子申請でも1~2週間かかっていた保険証の発行が
処理が早ければ3,4日で保険証が利用可能になるかもしれません。
入社後すぐに病院にかかりたい方や、良く病院にかかる子供がいる家庭では
重宝されるのではないでしょうか?
※ただし、現状はいつから保険証としてマイナンバーカードが使えるかは
年金事務所の窓口でもわからず、急いでいるのであれば
資格取得確認請求書を出して下さいと言われてしまいます。
今後、電子申請も義務化され、より効率化された時にはもっと便利になると期待しています。
保険証が廃止されることのデメリット
健康保険証の廃止で、もっとも大きなデメリットは、
カードをなくしてしまった時です。
健康保険証を無くした場合、会社経由で手続きをして郵送でも、会社に1~2週間で届き
比較的短い時間で再発行できますが、マイナンバーカードをなくした時は
もう少し面倒な手続きになり、かつ従業員本人で手続きをしなければいけません。
再発行の効率化などは行われるかと思いますが
それでも重要な本人確認書類であるマイナンバーカードです
すぐに窓口で再発行されるようになるまでは相当の時間がかかります。
なくさないように気を付けましょう。
保険証が廃止されることのメリット
健康保険証の廃止でメリットはいくつか挙げられています。
最も大きいメリットは、マイナンバーを利用することで多くの情報を診察に利用できます。
過去の診察や診断も利用し、医師がより正確な診断をすることができるようになります。
さらに、確定申告などで行う医療費控除もより簡単に行えるし
将来的には障害年金などの情報もマイナンバーを使用することでもっと簡単になる事も
十分に想像できます。
マイナンバーとテクノロジーを利用することで、これまでたくさんの工数がかかっていた
様々な事が、より簡単にスムーズにこなせるようになります。
問題も多く発生するかもしれませんが、上手に利用できる方法を模索してください。
最後に
健康保険証が廃止されることに関するネガティブな意見も多く見られます。
システムのミスなども多く、心配な方も多いかもしれません
ただ個人的には、新しいテクノロジーを利用する事は素晴らしいことだと
思うので、一日でも早く、多くの方の理解を得られたらいいなぁと思います。
リンク:yahooニュース_健康保険証、2024年秋に廃止決定
リンク:マイナポータル_マイナンバーカードの健康保険証利用
リンク:日本年金機構_マイナポータルからの利用登録方法